
着物はとても繊細な衣類で、保管方法ひとつで寿命や価値が大きく変わります。特に正絹の着物や古い着物は、湿気や光の影響を受けやすく、知らないうちにシミや変色が進んでしまうこともあります。
このコラムでは、着物を傷めずに保管する基本から、劣化を防ぐ具体的なコツまで、分かりやすく解説します。
■ なぜ着物の保管が重要なのか
着物は、
- 絹・木綿・麻などの天然素材
- 草木染めや顔料染め
- 金糸・銀糸・刺繍
といったデリケートな要素で作られています。
そのため、
- 湿気
- 直射日光
- 温度変化
の影響を受けやすく、カビ・黄ばみ・色あせの原因になります。
■ 着物保管の基本ポイント
① 湿気対策をしっかり行う
着物保管で最も大切なのが湿気対策です。
- 理想的な湿度:40〜60%
- 湿気が多い → カビ・シミの原因
- 乾燥しすぎ → 生地のパサつき
桐たんすや除湿剤を活用し、
定期的に風を通すことが劣化防止につながります。
② 直射日光・照明を避ける
光は着物にとって大敵です。
- 色あせ
- 変色
- 生地の劣化
を引き起こすため、
窓際や照明の近くでの保管は避けましょう。
③ たたみ方と収納方法を守る
着物は正しくたたんで収納することで、
- シワの防止
- 生地への負担軽減
につながります。
文庫紙(たとう紙)に包み、
1枚ずつ重ねすぎないように保管するのが理想です。
■ 素材別|着物の劣化を防ぐコツ
● 正絹の着物
- 湿気対策を最優先
- 防虫剤は直接触れさせない
- 定期的に陰干しを行う
● 木綿・ウールの着物
- 比較的丈夫だが油断は禁物
- 長期保管前は必ず汚れを落とす
● アンティーク着物
- 無理に着用しない
- 状態確認をこまめに行う
- 専用ケースでの保管がおすすめ
■ やってしまいがちなNG保管例
- ビニール袋に入れて密閉
- 防虫剤を大量に使用
- 押し入れに入れっぱなし
一見良さそうでも、
湿気や薬剤による変色の原因になります。
■ シミや古い着物はもうダメ?
「シミがあるから価値がない」と思われがちですが、
- 作家物
- 伝統工芸品
- アンティーク着物
などは、状態が万全でなくても評価されるケースがあります。
無理に洗ったり処理したりせず、
そのまま査定に出す方が安心な場合もあります。
■ 着物のご相談はバイリッチへ
バイリッチでは、
- 着なくなった着物
- 長期間保管していた着物
- シミや劣化がある着物
についても、丁寧に査定を行っています。
「この保管方法で大丈夫?」
「売る前に何かした方がいい?」
そんな疑問があれば、お気軽にご相談ください。